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2005年10月18日

●妊娠までの道のり 私の結論

不妊治療を続けていた私がいつも思っていたこと。

「こんなに頑張っているのに、どうして結果が出ないの?!」

まさに、先の見えない長いトンネルに入り込んでしまったようでした。

いつも、できるだけのことは精いっぱいしていました。

仕事をしながら、遠く離れた病院に通うのも楽じゃなかったし、保険がきかない治療にかけるお金の捻出もかなりきつかった。

治療だって、あらゆる副作用に悩まされて、長期間仕事も休まざるをえないほど絶対安静の状態になったこともありました。(腹水がたまりにたまって、動けなくなったり)

毎回毎回努力してもきてしまう生理。

その度に、目の前が真っ暗になるほど落ち込み、気を取り直して再び治療に励むも、また生理・・という繰り返し。

「次こそは!」という思いと「落ち込み」を、毎月毎月、繰り返し。それが何年も続きました。

もともと楽観主義者の私。

いろんな壁を、気持ちの持ちようでいくらでも吹き飛ばせていたのに、こればかりは、頑張っても報われない努力の繰り返しに、自分自身の気持ちのコントロールができずにいました。

ひどいときは、完全に殻に閉じこもってしまって、別人のように暗くなってしまい、精神的にいっぱいいっぱい。

旦那にもしょっちゅう当たっていたし、暮らしを楽しむという気持ちの余裕もありませんでした。

自分自身を追い詰めて、全く楽しくいられない自分を顧たとき、思ったのです。

今の私がこの治療を続けていて、いいのだろうか、と。

肉体的なこと、金銭面はなんとかがんばれても、自分自身の精神面が大きな問題。

それまで自分を強い人間と思っていたけれど、その段階では精神面がかなりボロボロになっていて、このまま治療を続けていくことが旦那との暮らしの中で必ずしもいいようには思えなくなっていました。

続けてきた治療が実を結ばず、次のステップに進む直前、決断しました。

「治療をやめよう!」と。

続けてきた治療をやめることは、かなり勇気がいることでした。

だけど、あんなに、旦那と一緒になれて幸せだったはずなのに、私に気持ちの余裕がないばかりに喧嘩が耐えなくなってしまったこと。もうそういう暮らし方は嫌。

トンネルから抜けてみよう。

道はここだけじゃないはず。

できないならできないなりに、2人の生活を思いっきり満喫しよう!!

と。

自分の中で、できないという負い目を持つ暮らしじゃなくて、「子供はいない。だけど、2人の生活を誰よりもずっと楽しんでいる!」という意識で暮らしていこう、と旦那と一緒に決意したのです。

考え方を変えること、違う道を選択することで、気持ちが随分楽になりました。

あんなにブルーな気持ちを繰り返していたのが嘘みたいに、『2人暮らし』を満喫するようになったのです。

誰に気兼ねもなく、思いつくままブラリと旅行にもでかけたし、お互い、やりたいことは思う存分楽しみ、つきあっていた頃の延長みたいな、いい意味での関係にも戻れたような気がしました。

2人暮らしだからこそのライフプランも立て、「子供」のこともすっかり忘れて、2人暮らしを満喫していったのでした。


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