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2004年11月02日

●心とことばを育てる絵本の読み聞かせ

自分自身、幼い頃に「絵本」に触れてきたけれど、子供に恵まれるまでは「絵本」のもつ意味や効果なんて、これっぽっちも考えずに過ごしてきました。

「自分ではない誰かに読んであげる」という立場になって初めて、絵本のもつ沢山の素晴らしさを知り、考える機会に恵まれた感じです。

『絵本は「心」と「ことば」を育てる』

何かで読んだ一文。

ちびうさが2歳になった今、改めてそれを強く感じます。


まるで絵本に入り込だかのように夢中になって、目を輝かせて絵本に向かう子供の様子を見ていると、子供の純粋さに私自身の気持ちもスーっと澄んでいくように感じられることがあります。

絵本の文章は、とてもリズミカルでやさしいから、読み聞かせしている側も自然に優しい口調になるし、優しい気持ちになれる。

息子を膝に座らせてピッタリとくっついて2人で読む絵本タイム。私たちの大好きな時間。

「絵本が心を育てる」っていうのは、もしかすると、子供だけじゃなく、親にとっても、いい心の栄養なんじゃないかなって感じています。

「絵本が心を育てる」という点で印象的だった我が家のできごと。

「ぐりとぐら」の中で、動物たちがカステラを仲良く食べているシーンで、息子も一緒になって「はい、どーじょ(どうぞ)。はい、どーじょ。はい、どーじょ。・・・・・」と1匹1匹におやつを分けて食べさせるゴッコ遊びをはじめたこと。

ちびうさは一人っ子。
いつもなら、自分が食べたいものはパパやママのものでも横取りして食べちゃうやんちゃ坊主。
何度教えても、どうしても「ぼくがたべたい!」が優先しちゃって、大好物はなかなか他の人に分けない子だったのに、「みんなで仲良く分けて食べる」ってことを絵本から感じとったみたい。
あんなに大好きだったボーロも、「はい、じーじにどうぞってあげて」と言うと、「はい、どーじょ」とすんなり。

子供は絵本の中で遊び、何かを感じ、学んでいく、ということを教えられたようなできごとでした。

絵本はことばを育てる」。

言葉の数が日に日に増えてきている2歳のちびうさと接していると、絵本の影響力の大きさに身をもって感じる機会が多くなりました。

繰り返し繰り返し読み聞かせしていくと、確実に子供の中に絵本の中の「ことば」が入っていくものなんですね。

だけど、ことばがまだちゃんと話せなかった頃に、『口に出しては言えないけど、セリフはちゃんと覚えている』ということを教えられたできごとがありました。

ちびうさが大好きな「のせてのせて」。

何度も何度も読み聞かせをしていました。

ある夜、夜泣きがおさまらないので、ちびうさの大好きな絵本の読み聞かせをしました。
泣きもおさまり、再びベッドへと戻り、今度は絵本を見ずに、絵本のセリフを私が言い始めたところ・・・。
微妙にセリフを間違えてしまった私を見て、ちょっと考えたような表情をしたちびうさ、急にムクっと起き上がって、トコトコと行ったかと思えば、その絵本を持ってきて、私に差し出しました。『まちがえてるよ。ちゃんとこのえほんよんで、ただしくいいなさい』とでも言うかのように・・・。(笑)

これまでいくつかの絵本に触れてきて、それら1冊1冊にちびうさとの触れ合い、エピソードが刻まれています。

今の私が感じるのは、絵本って親子の絆をますます深めるものでもあるんだな、ってこと。

これからもちびうさと、絵本時間を大切にしていきたいと思っている私です。

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以下、いただいたコメントです

絵本を通して、ちびうさちゃんと、優しくて豊かな時間を過ごしてるね。読んでいるこちらまで、あったかな気持ちになりました。
絵本によって、ちびうさちゃんが変化したり成長しているのを、見逃さずに感じ取っているしのっちも、素敵だなと思いました☆
絵本の読み聞かせは、私が子供と共にしたいことナンバー1と言っていいくらい、楽しみにしていることなんだぁ。
私が育った家庭は、転勤族で、いつの間にか大好きだった絵本がなくなっていたんだけど(母がいつの間にか処分したもよう・・)、ないと気づいた時、すごく寂しかった思い出があるんだ。私は子供の絵本を取っておいてあげたいと思ってます。
Posted by: しゅう at 2004年11月09日 18:45

今の私ね、『趣味=絵本』になってきてるんだよね。(笑)
息子に何を読ませようって考えるのも楽しいし、私自身も楽しませてもらってる感じ。
しゅうさんも、絵本の読み聞かせ、したいことナンバー1なんだね!わかるわかる!!
私もさ、子供の頃に自分が読んだ絵本、どこかにないかなぁと思ってるんだけど、実家が引越ししたから、どこに行ったのやら・・・。
でもさ、子供の頃に読んだ絵本って強烈に心に残ってるものなんだよね。不思議なくらい。
私も絵本、ずーっととっておきたいなって思ってるんだ!
Posted by: しのっち at 2004年11月10日 14:41

同じく同じく~~!
昔読んだ童話や昔話の絵本って、記憶には鮮明に残っているんだけどモノがない・・・(涙)。
絵本を残して、娘が自分の子供に読んであげてもらうのが夢なんだぁ~。
Posted by: ささぴー at 2004年11月11日 19:40

ささぴーさん>
そうなんだよね!幼稚園くらいの頃一生懸命読んでた絵本も、鮮明に覚えていたりするからすごいよね。
>絵本を残して、娘が自分の子供に読んであげてもらうのが夢なんだぁ~。
さすが!
私もさ、家の中に絵本のぷち図書館みたいなのを作りたい。(笑)
漠然と、よその子にも読んでもらえるような場が作りたいんだよね。
絵本って財産だよね。(*^_^*)
Posted by: しのっち at 2004年11月12日 17:13

絵本の読みきかせの大切さを、とても、感じて、子育てしてきました。
本を読むことが好きな事って、大人になりかける頃に、一番大切よね。
幼い頃に、素敵な忘れられない絵本に出会える事は、幸せ。
絵本を読んでもらって、育った子供が、親になったとき、また、子供のために、
いつぱい本を読んであげることのできる親になれる気がします。
ごまちゃんに、絵本を読んでいると、
自分の子供に読んでいたのとはまた違って、
なんて言ったらいいなかなぁ~~
うん、ただただ、素敵な時間です。
親って、毎日毎日の事だから、付き合いきれないわ、って、ことも、あるのだろうけれど、ばあさんは、おおあま。何十回だって、読んじゃいます。
本棚に何年も眠っていた絵本が生き返って、以前のように、輝きだしています。
Posted by: いいかんじ at 2004年11月21日 02:02

いいかんじさんが、娘さんに読んであげていた絵本をごまちゃんにも読んであげているお話、とても素敵だなぁって思ってました。
私は漠然と、近所の子供たちにも読んでもらえる場ができるように絵本のミニ図書館コーナーを作りたいなって思ってたんだけど、ちびうさに子供ができたら、その子のためにも読んであげたい、っていいかんじさんのお話読んで思いました。(*^_^*)
子供との時間のなかで、「絵本」を読んであげてるときが一番好きかも。
今の私の一番の趣味って「絵本」かもしれません。(笑)
Posted by: しのっち at 2004年11月25日 07:34


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