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2008年07月03日

●地震発生 子どもたちは

先日起きた、大きな地震。

我が家も、震度5の揺れに襲われました。

これまでも、震度5の経験はありましたが、同じ「5」という震度でも、これほどまで家の中の荒れ方が違ってくるものなのかと、正直、愕然としました。

地震のとき、子ども達のことをすぐに守ることができたので、大事には至りませんでしたが、部屋によっては、ガラスの照明(吊り下げタイプ)が落ちて破片が散乱したり、2階の窓ガラスが落下しそうになっていたり(縦揺れの影響かサッシの施錠もはずれていました)、数箇所の戸の開閉ができなくなったりしていて、地震後の家の中は、さんざんでした。。。

家の中の片付けや修復は、家族総動員ですぐにどうにかなりましたが、しばらくひきずったのが、メンタル面でした。

とくに、2歳になったばかりの次男坊は(誕生日の2日後に地震発生)、それが地震という天災であることすらまだわからないので、とにかく恐怖心が残ってしまったようです。

地震が起きたとき、祖父母宅に行っていた次男坊のもとに駆けつけると、次男坊は、おばあちゃんに守られながら、大きな音・揺れに怯えて泣いていました。

その後、数日たっても、遊んでいる最中に余震が起きると、真っ青になって私のもとに走ってきます。

一番かわいそうなのが、なにか物音がすると、地震を連想してしまうのか、大泣きしてしまうのです。。。

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5歳の長男坊は、地震のとき、お父さんの大きな腕の中で守られていたので、揺れそのものに対するショックはそれほど残らなかったようです。

我が家以上に大変だった、震源地に近い地域の被害の状況を見て、深刻に受け止めながら、自分の地域の二次災害の心配や危険箇所(立ち入り禁止箇所)、二次災害が起きた場合の避難のことなどをしっかり把握して注意して過ごしているようです。

近々、幼稚園の親子行事で、震源地に近い方面にでかけます。
以前から決まっていたことなのですが、地震のあと、施設に確認して、予定通り行くことになりました。
テレビの報道などで、震源地付近の被害の大きさを見ていたこともあり、長男坊もしばらく行く気持ちになれなかったようでした。
私も、長男坊が嫌がるところを無理にという気持ちはなかったのですが、予定している施設が、深刻な風評被害を受けている現実を知り、息子とも、風評被害について話をしました。
 でかける予定の場所は、被害もなく、安全であること。
 施設が風評被害を受けて、そこで働く方々が大変な状況にあること。
 担任の先生が、「(震源地に近いからと)避けていてはかわいそう。皆で行くことで、元気をつけてあげることができれば。」という気持ちで、先生はこのまま予定通り行くことにしたようだ、などということを話したところ、長男なりに考えて、「行く!」という返事が返ってきました。

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地震直後、うちの場合は、子どもを守れる大人が揃っていたので、子ども達のことは夫と両親に託し、私は近所の一人暮らしのお年寄りの家を走って回りました。
長男坊も、それをきっかけに、一人暮らしのお年寄りの様子をとても気にするようになりました。

以前、大きな地震を経験してから、防災についても考えるようになり、災害が起きた場合にすべきことも、頭の中でイメージできていたので、地震発生の瞬間(ちょうど火を使って調理をしている最中でした)からの行動も、スムーズにとれたように思います。
いずれ息子たちも大人になったとき、広い視野であらゆる行動がスムーズにとれるようになってほしいと願っています。

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近く、我が家の防災のためにしてきたことと、地震時に役立ったことなどを記事にしたいと思います。


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コメント

前回の大きな地震の時も心配しました。
その時にしのっちは随分と防災について考え直してましたよね。
たしか日記で書いてたような記憶が。。。
それでもメンタル面は難しいですね。
ましてや小さな子どもとなると。
私も小さなこどもがいる身。
考えさせられます。
息子は学校でもいろいろと聞かされてるようで多少なりの心構えはありますが、完全ではないでしょうし、娘なんて地震が何たるか分からないでしょうし。
何より大人である私自身冷静に動けるかが心配です。
今後のしのっちの日記で勉強したいです。
細かいこともいろいろ書いて教えて下さい。

PS:猫たちはおびえてないですか?

何時、地震が起きてもおかしくない
地域に住んでいる私には、

他人事ではないです。

地震発生、そしてその後を、
しのっちさんに語っていただくこと、
新たに、気持ちが、備わります。

こんな時、遠くに離れた人が、
真っ先に、手助け出来る事は、
どんな事なのでしょうね??

追伸
御無沙汰で、すんません。

さっちゃん>

>前回の大きな地震の時も心配しました。
>その時にしのっちは随分と防災について考え直してましたよね。

覚えててくれてたんですね。
長男が0歳のときに起きた、大きな地震でした。
親となり、子を守る立場として、防災についてとても考えさせられた地震でした。

物質的な備えは、ある程度勉強したり揃えたりしたのですが、地震によって、子どもの精神面については、まだまだ勉強不足でした。。。

被災者の方々の心のケアもされていたようでした。

子どももそうなんですが、大人も精神面でかなりつらい状況にあったと思います。

実は私も、一時、結構きちゃってました。。
二次災害の不安もあったし、子どもは幼稚園に行って離れていて不安だし、家族(子ども・両親・猫たち)を私が守らなきゃって思いで張り詰めていて、地震のあとしばらくひきづっちゃってました。
今は、もう落ち着いたんだけどね。

だけど、地震直後にみなさんからいただいたメールには、気持ちが励まされました。
本当に、ありがとうございました。

いいかんじさん>

その節は、メール、ありがとうございました。
おかげさまで、生活面でも、精神面でも落ち着き、いつもの生活に戻りました。

いいかんじさんや、さっちゃんからのコメントを読んで、自分が体験したこと、危険に感じたことを書くことで、地震への備えという面でも、お役に立てることがあることを教えていただき、記事として書かせていただきました。

こちらの地域は、それほど大きな被害はなかったのですが、しょっちゅう通っていた道が通行止めになったり、おびただしい数のヘリ(自衛隊、メディア等)が頭上を飛び交い、メディアの車が頻繁に行き交う様子を直に見ていましたので、我が家の被害こそ小さかったけれど、わかる範囲での、生の発信ができる立場にいるんですよね、私。

このサイトは、全国の方に向けて発信しているサイトですが、ネットを通して情報を発信することができる環境にいますので、そういった環境・立場を無駄にせず、別な形で(近隣の方に向けたサイトで)、風評被害対策も含めた、情報の発信をしていこう、と、今思っています。

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