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2008年07月05日

●地震の発生状況、対策等

以下、長文です。
今後の皆さんの防災対策に少しでもお役に立てればと思い、できるだけ詳しく、記憶が鮮明なうちに、覚えている限りを書き出そうと思います。
文章のまとめかたよりも、書き出すことに力を入れたため、読みづらい箇所もあるかと思いますが、お許しください。

~ 地震発生時 ~

・緊急地震速報

地震発生時、リビングでテレビをつけていましたが、隣接するキッチンにいた私には緊急地震速報(地震の予測)の情報は入ってこず、リビングにいた夫も、わからないまま突然地震が起きた状態でした。

のちに、緊急地震速報が、震源地に近いと、情報伝達が間に合わないということを知りました。
定かではありませんが、おそらく我が家の場合も、情報伝達が間に合わなかったのかもしれません。

ちなみに、その後、大きな余震が起きましたが、大きく揺れたあとで、テレビで緊急地震速報が流れました。
てっきりまた大きな余震がくるのかと構えていたんですが、そうじゃなかったんですね。。。

・火を使った調理中の地震発生

地震発生のとき、私はガスを使って調理をしている最中でした。
揺れ始めた瞬間に、反射的に火を消し、元栓を締めました。
揺れの程度が小さいか大きいかはっきりしない段階にしても、揺れたらすぐに火を止めることは、すぐに次の行動にうつすためにも、重要になってくると思います。(揺れの程度を様子見してから消すのではなく、ちょっとでも揺れたら、すぐに消す心づもりをしていたほうがいいと思います)

火の元から離れない、ということもやはり厳守しておくべきだと思います。
調理中、どうしてもコンロのそばを離れなくてはならないときは、火をつけっぱなしではなく、鍋を発砲スチロールに入れて余熱で煮るなど、火を使わなくても余熱調理ができる方法を防災のためにも取り入れることは有効だと思います。

また、できるだけすぐに台所から離れたほうがいいようです。
我が家の台所の被害状況はあとで述べますが、地震時の台所の危険性で考えられるのは、

・食器棚の転倒
・食器棚の扉が開いて中の食器が落ちてくる
・冷蔵庫が倒れたり、すべるように動いたりする
・熱湯が入った電気ポットや、炊飯器、電子レンジなどの家電が落ちてくる危険性

キッチンは、重いもののほか、割れるものも多いので、注意が必要に思いました。

・安全確保

次に私がしたことは、子ども達の安全確保でした。

長男のそばには夫がいたので、長男は夫に託し、私は、15m(8.5間)ほど離れた次男のもとに走りました。
地響きや、家具が揺れる音、家中のガラスが割れる音など、おそらく、激しい音がしていたはずですが、それがほとんど私の耳には入ってこないほど、まっしぐらになっていました。
それこそ、いちいちドアを閉めるほどの余裕は全くなかったので、当然、通ったドアは開けっ放しだったわけですが、こういう場合、開けれるだけ開けて進んでいったことは結果的に正解でした。(地震によって、引き戸やドアが開閉できなくなってしまった箇所もあったので。)

木造一戸建てで、建ててから年数がたっている我が家は、建物の倒壊の心配が頭をよぎり、外に避難しましたが、実際これも、慎重にしたほうがいいと思います。
車が突然来たり、看板が落ちたり、ということも考えられますし、うちの場合は、外壁(サイディング)や2階の窓(サッシ)が落ちる寸前になっていました。
外に出る場合は、頭上の落下物についても細心の注意を払う必要があるようです。

また、ガラスの破片が落ちている場合もあるので、スリッパなど、とにかく何でもいいから履いて避難すべきだと思います。
足の裏をケガしてしまったら、避難もできなくなってしまいます。
ちなみに、我が家も、家の中にも外にもガラスの破片が散乱していました。

うちはプロパンガスなのですが、外のプロパンガスボンベの元栓も締めるよう伝達があったので即、閉めました。(蛇口のように回すところと、レバー状の回しの2箇所を締めました。)
合わせて、地震発生当日は、ガスを使わないにという伝達もあり、昼はコンビニ弁当、夜はレンジを使って調理しました。(缶詰料理)

他のお宅では、余震によってプロパンガスのボンベが倒れてしまっていました。(外の元栓を締めていたので、大丈夫でした。)

~ 被害状況 ~

・我が家の場合

同じ震度でも、立地や地盤などによって、被害の状況は家々で違ってきていました。
うちの場合、

・一部屋の照明(吊り下げタイプ)が落ちて、ガラスが散乱
・・・(落ちたのはガラス製の重めのものでした。それ以外の照明は問題なし。)

・片開きドア一ヶ所、片引戸一ヶ所が開閉できなくなった。
・・・(ドア、引き戸そのものではなく、建物自体が歪んだためと思われます。)

・家の周りの地面に亀裂が入った
・・・(同地域のお家よりも、うちは壊れたり落ちたりしたものが多かったのは、地面の亀裂からみても、地盤が弱かったためだったのかもしれません。あくまでも私の勝手な想像ですが。)

・2階の窓のサッシの施錠がはずれ、窓が開いていた
・・・(窓の施錠をしていましたが、縦揺れだったからでしょうか?施錠がはずれた状態となり、窓が開いていました。また、窓・・・だったか、網戸だったか・・・が落ちそうになっていました)

・一部、外壁(サイディング)がはがれた
・・・(上記の、2階窓付近のサイディングが、一部はがれました)

・内壁にひび
・・・家の中の壁にひびが入りました。ドアや窓の角からひび割れていたり、あとは、おそらく、石膏ボード間の継ぎ目に隙間ができて、クロス(壁紙)に割れが入ったのかな?と思います。

・食器棚の中の食器が一部破損
・・・食器棚が倒れることはありませんでしたが、観音開きの扉が開いて、いくつかの食器が落ちて割れました。また、引き違い戸のサイドボード(グラスを飾りながら並べている棚)は、戸こそ開きませんでしたが、棚の中でグラスがぶつかりあったようで、割れていました。

・冷蔵庫がズレる
・・・3年くらい前に買ったうちの冷蔵庫は、転倒対策がされていたので、動くことはなかったのですが、実家の古い冷蔵庫は、とくにそういった対策がされていなかったので、冷蔵庫が若干ズレていました。

・キッチンカウンター上のものが落ちる
・・・キッチンカウンター上に置いていた、比較的軽いものが落ちていました。重いものは落ちていませんでした。

・上置きの棚がズレる
・・・埋め込みタイプの、上置きの棚(重量有り)が数cmズレていました。飾り棚にしていたところなのですが、飾っていたもののほとんどが落ちていました。

・突っ張り式ネットが倒れる
・・・仕切り兼ちょっとしたものをかけておくところとして設置していた、突っ張り式ネットが、倒れていました。そもそもの、設置のしかたがちょっとゆるめだったからというのもあるかもしれませんでしたが。
設置場所や、倒れた方向によっては、場合によっては、避難時の妨げになりえるかもしれないので、設置するときは、そのあたりのことも考慮したほうがいいかもしれません。

以上、他にも何かあったかもしれませんが、地震後、速攻で家族それぞれが片付け、修復にあたったので、細かいところは、私も未確認のものがあったかもしれません。

・他の方の被害(震度5)

以下は、他の方々から聞いた地震時のことや、被害状況です。

ケース1 家族がいつもくつろいでいる部屋の食器棚が倒れた。たまたま子どもが別室にいたので大事には至らなかった。

ケース2 仏壇が倒れてきそうになり、手で押えた。

ケース3 運転中に地震が起こり、車体が大きく揺れ、タイヤがパンクしたのか?と思い、車から降りた。

ケース4 揺れは大きかったが、食器棚の中の食器が1つ割れただけですんだ。

ケース5 バスを運転して、震源地付近の観光地に行く予定だった。出発前(集合前)に地震が起きたため、急遽、中止。

ケース6 仕事中に地震発生。医療機関のため、そのまま診察継続。

ケース7 土壁(?)が崩れた。

ケース8 工場での作業中、粉塵が舞い、あたりが煙のように真っ白になり、何も見えなくなった。

ケース9 外から、玄関の鍵を差し込んでも鍵が回らず、玄関を開けられなかった。窓が落下していたので、窓から中に入ることができた。

ケース10 集会場の、積み重ねていた折り畳みテーブルが崩れていた。本棚などのガラスも散乱。

ケース11 火を使っていなかったが、ガス警報機が作動。地震後、地域を巡回していた消防の方と話をし、3秒長押しで解除を教えてもらう。(ガス警報機が鳴りつづけていたお宅も、他にもあったよう。)

ケース12 余震で、外に置いていたプロパンガスボンベが転倒。地震直後に外のガスボンベの元栓を閉めていたので大事に至らず。

ケース13 外に立てかけていたものが車に倒れかかり、車が傷つく。

ケース14 近所のコンビニも商品が落ちてきたが、すぐに元に戻し、通常通り営業。急遽、いつもより、お弁当を大量に仕入れていたような感じでした。

ケース15 近くのショッピングセンターでは、地震当日、上階の営業はストップし、1階(スーパー)のみ営業。翌日、おにぎり等を大量に用意し、いつもの半額以下の価格で販売していました。

ケース16 夜中にも大きな余震があり、眠れない人続出。

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~ 岩手宮城内陸地震の特徴 ~

今回の地震で、地震の大きさの割に、建物の倒壊が少なかったのは、短周期の揺れのためだったそうです。

岩手・宮城内陸地震で震度6強を記録した宮城県栗原市や岩手県奥州市で、全体がすっかり崩れた建物はなかったことが、境有紀・筑波大学准教授(地震防災工学)の現地調査でわかった。

 最大震度が同じ震度6強だった能登半島地震では、5軒に1軒の割合で全壊した町もあった。境准教授は、「今回の地震で建物被害が少ないのは不幸中の幸い。震度6強は大したことないと思わないように」と警告する。

・・・中略・・・

建物の倒壊を招きやすいのは、揺れの1往復に要する時間(周期)が1・5秒前後の震動だが、今回の地震では0・2~0・3秒の揺れが強く、それが原因で倒壊に至らなかったと境准教授はみている。このような揺れでは屋根瓦やガラスが落ちやすく、人も揺れを感じやすいという。

 能登半島地震では、震度6強の石川県穴水町で周期1・5秒前後の揺れが強く、全壊率は19%に達した。

(2008年6月18日05時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080614-2892868/news/20080618-OYT1T00037.htm

また、今回、土砂災害が多発したのは、火山灰で地盤が弱かったためなのだそう。

この地域周辺は、過去にも豪雨などで大規模な地滑りが起きるなど、土砂災害が起きやすい場所として知られる。砂防・地すべり技術センターの池谷浩理事長は「震源に近い栗駒山周辺は、年代が比較的新しい火山灰で固まった地質的に弱いところだ。そこに非常に強い力が加わり、土砂災害が多発した」とみる。

クローズアップ2008:岩手・宮城内陸地震、発生のメカニズム 「未知の断層」か(毎日新聞社)
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080615ddm003040108000c.html


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~ 余震 ~

地震のあとも、余震は何百回と起こりました。

6/14に地震が起きてから、本日7/4に至るまで、気象庁の発表では、震度1以上を観測した回数は、492回になるそうです。
(※本震を除き、6/14~7/4の間の余震は、震度5弱が1回、4が10回、3が48回、2が116回、1が317回。)

詳しくは気象庁 岩手宮城内陸地震の特集
 http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/2008_06_14_iwate-miyagi/index.html

夜の余震も大きくて、眠れない人も多かったようです。


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~ 災害時の備え ~

・災害時持ち出し品について

災害時持ち出し品は、数年前からしっかり準備していましたが、持ち出して避難するところまではいかなったので、今回役に立ったのは、「缶詰」と「飲料水」でした。

実際、大地震直後も、コンビニ&スーパーは稼動していました。(もちろん、私の住んでいる地域は、被害がそれほど大きくなかったこともあったのですが。)

そのため、出来合いのおかずを調達するのは容易でした。

うちでは、その日の昼に近所のコンビニで昼食などを買い、夜は缶詰と野菜を使ってレンジ調理のおかずを作りました。

その後も、それほど、店でお惣菜を買うことはほとんどなかったのですが、料理を作る気力が、正直なところあまりおきませんでした。。
気持ちが地震や二次災害のこと、家族を守ることで張り詰めてしまっていて、料理の献立を考えたり、あれこれ手を加えておかずを何品も作る・・・というところに、いつもの元気が起きなかったのです、私の場合。
開ければすぐに食べられる食材(缶詰など)、生鮮食品のような保存を気にせず置いておける乾物類は助かりました。

災害時のために用意していたペットボトルも役に立ちました。
水分は、4人で1日3.5~4Lくらい摂っていました。(ペットボトルの飲料水と牛乳を合わせて)
何かで、災害時用にストックしておく場合は、少なくとも、3日分は用意しておくべきと書いてあったような気がします。


その他役に立ったもの

・電気ポット
このところ、しまいこんでいた電気ポットでしたが、今回の地震で、一時、ガスが使用できなかったので、電気ポットでお湯を沸かしました。
でもこれは、停電しなかったからできたことでしたが。。

・笛(ホイッスル)
災害時用の笛を用意していたので、一応、祖父に持たせておきました。
使うことはありませんでしたが、安心ということで。
防災グッズとして売られていたもので、1個200~300円だったと思います。


あったら役立ちそうなもの

・卓上コンロなど
今回うちは、停電にもならず、ガスのみ使えない状況でしたが、もし、電気もガスも使えなかったら、卓上のカセットコンロなどが役立つのかなと思いました。

・ホットプレート
ガスが使えず、電子レンジで調理しましたが、あとから考えれば、電気が使えるのだったら、ホットプレートで調理する手もあったな・・・と思いました。
ちなみに、ホットプレートを使って、うちでは、普段の朝食などでも、一枚のプレートで同時に数品のおかずを焼いたりするのにも使っています。(野菜炒め、目玉焼き、焼きおにぎりなど)

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ご質問にお答えします
(コメント欄への回答ではなく、こちらにまとめさせていただきます)

・猫は怯えていなかった?

3匹のうち、2匹(大五郎&チャコ)が、地震によって、精神的なショックはありました。

本震直後、チャコはニャーニャーか細い声で鳴きながらベッドの下から出てこれませんでした。
大五郎は、呼んでも鳴き声ひとつ出さず、ベッドの下にしばらくいつづけました。
(親猫のニャンコセンセは、私が助けにいったとき、何事もなかったかのように、棚の上で普通に寝ていましたが。。)

一番気弱なチャコは、比較的すぐに元に戻りましたが、大五郎は、自分1匹で過ごすのを嫌がるようになりました。(とくに、夜。トイレ&えさがある部屋に連れていこうとしても、1匹にされるのを極度に嫌がります)
今の時期は、もう暑いので、普段なら、人への密着度も低くなるのですが、地震後は、そばに寄りたがり、布団に潜ってきたりしています。(寒いときでもなければ、潜ろうとはしなかったのですが。)
できるだけ甘えさせてあげて、安心させてあげようと思います。

・遠くに離れた人が真っ先に、手助け出来る事はどんなことでしょう?

救援物資などの面からすると、今回の場合は、例えば、一関市の場合、早い段階で、避難所ボランティアや、救援物資の受け入れは遠慮していたようです。
これは、避難所にいた方々の人数が、比較的限られていたために人手が足りていたこと、救援物資の準備も間に合うこと、また、広範囲の危険箇所(土砂崩れ)があるため、安全面から土地勘のない方が入るのは難しいためだったのかなと思いました。

今回、少しだけ近い位置にいたなかで感じたのが、

・地震によって大きな被害を受けた方

・天災そのものの被害はなかったが、風評被害を受けた「周辺」の地域の方

という、大きくわけた中では、この2つの深刻さを感じました。

前者の地震によって大きな被害を受けられた方々は、生活面、精神面でも非常に苦しい中にあると思います。

私なんぞは、被害も小さかったので、生活面でのちに響くこともなく、地震直後に、遠く離れた方々からいただいた励ましのお言葉で、すごく救われたのですが、被害が大きかった地域の方々は、現実問題、生活に支障をきたしておられるでしょうから、ダイレクトに応援できるのは、義援金なのかな、と思いました。

日本赤十字(http://www.jrc.or.jp/)を通して送られる義援金について調べてみましたところ、

Q 義援金はどのようにして被災された方の手元に届くのですか?

A  国内で発生した災害に対する義援金は、すべて被災された方々に届けられます。したがって、行政の行う復興事業等のために用いられるということは原則としてありません。義援金は、日本赤十字社の他、行政機関等で受付を行っており、集まった義援金はこうした団体で構成される「義援金配分委員会」にすべて送金されます。義援金配分委員会では、被災された方々に公平に義援金が配分されるよう被害の状況に応じて配分基準を決定します。義援金は、各市区町村を通じて被災された方々の手元に届けられます。

日本赤十字 献血・ボランティア・義援金 よくあるご質問
http://www.jrc.or.jp/qa/help.html

行政の復興事業等ではなく、被災された方々の手元に届けられるということですので、大変な方々をダイレクトに応援できる形なのかなと思いました。

また、ふるさと納税の制度を利用して、出身地ではない地域への寄付もできるんだそうで、今回の地震で、この制度を使って、被災地に寄付も続々と寄せられているそうです。

岩手・宮城内陸地震の復興に役立ててもらおうと、「ふるさと納税制度」を利用した寄付の申し出が、被災地の自治体に相次いでいる。

 被害が集中した宮城県栗原市には、地震発生後の17日から25日までに7都府県の12人から計83万5000円の寄付があった。市によると、「栗駒山に登りたかった」などとして計27万円の寄付を申し込んだ大阪府の家族3人や、「震災復興のために」と5000円を寄付したさいたま市の男性など、出身者ではない人も多いという。寄付の急増に、佐藤勇市長は「観光施設の復旧など、復興自立に使いたい。本当にありがたい」と話している。

 宮城県にも大阪府の男性らから2件の申し出があった。栗原市出身という千葉県の男性は、「(7人の死者・行方不明者を出した)駒の湯温泉に泊まったこともあり、テレビで見る惨状に驚くばかり。復興に尽力してください」というメッセージを添えていたという。

(2008年6月26日14時44分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080614-2892868/news/20080626-OYT1T00547.htm

寄付の申し出はインターネットのホームページや郵送などで受け付けているそうです。

それと、風評被害も深刻でして、「地震」のイメージで、足が遠のかれているところもあり、観光・宿泊、農業(直売所)、特産品などの打撃は大きいようです。

とくに、規模が大きくないところは、収入の道が閉ざされかねない状況だったり、今後の生活の不安もあるかと思いますので、胸が痛みます。(ご高齢で農業を営み、直売所に卸していたお宅や、アットホームな小さな宿、特産品を製造する小さな工場など)

私も、応援の気持ちをこめて、積極的に利用することで、少しでもお力になれれば・・・と思っています。


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コメント

家の中も結構大変だったんだね。川に近いといえば近いしね。地盤は堅いと言い張っている実家の前は、土砂崩れの警告ポールが立てられてよ。そこは川までの間に畑があってワンクッションあるんだけど、近所の所は崩れたみたいだね。

うちは隣の木が倒れてくるんではないかとドキドキしました。家の中は置物がひとつ割れたくらい。食器類はカップボード(チャイルドロックをつけたままで使っていたので被害なし)やシンクに備えつきの引き出しだったので、これも問題なし!

しいていえば、新築半年が故のことか、壁とクロスに隙間ができたり、玄関はいってすぐのクロスがゆがんで空気が入っていたり・・・。保険会社から一応査定をうけるようにいわれて来てもらったげと、外壁まで被害がないとおりないんだって。・・・まぁ、その前に某営業マンがきてみてくれて、アフターの範囲で直してもらえるようがんばってくれる予定だけど。

今回の地震で、お恥ずかしながら避難用具をさっとしか用意していなかった私。

今日、とりあえずお薬チェックをしました。それに保険証と血液型カードのコピーを入れてみました。

あと、地震の前までは家の前に二台車を並べていたんだけど、もし家がどうになかったとき車もまずいと思い、移動してみました。
・・・そしたら子供が広々遊べていい感じ♪

地震の代償?ってとこかな(^^;)

震源に近い親戚もまずみんな元気なようです。私は未だに震度1でもドキドキでなかなか眠れずにいました(T_T)

かぽるん>
この前の地震は、お互い大変だったね。
木が倒れてくるような怖さもあったのね。
クロスのことも、新築なのに、痛いよね。。。

うちは、地盤が弱かったんじゃないかなと思います。
被害が多かった部屋が、場所的に集中してる感じもあって、建物の造りと地盤と、震源地方向(断層の向き)に、何か関係があったのかなぁ、と。

震源地に近いご親戚の方々、元気になられたようで何よりです!

少しの余震でも、ドキッとするよね。
私も、改めて、防災について見直そうと思っています。

詳しく教えてくれてありがとう。
読んでるだけでリアルだから少々怖かったくらい。
そして、大した備えをしていない自分を考えました。
一軒家に移り住んで、窓が多いから地震のとき割れると怖いなあと思ってます。
しのっちもご存知の通り、うちはモノが少ないので大した家具がありません。
それは幸いなのかも。
でも冷蔵庫が動くということと、息子の部屋の本棚は心配ですね。
本棚と梁の間を古雑誌で埋めたり、本棚の下には地震予防クッション敷いたり一番下の段に重い本を置くようにしてはいますが、大きな地震ともなるとそんな程度では予防にはならないし・・・。
考え出すとキリがないのかもしれないけど、それだけリスクはあるということは刻み込んでおかなければ!

何度もこのコラムは読ませてもらいます。
消しちゃイヤよ~。

さっちゃん>
内容が重いので、書くべきか正直悩んでいたんだけど、報道では伝わりきれていない、一家庭の状況をブログで発信することも、意味を持つのかもしれないなと思い、さっちゃん、いいかんじさんに背中を押してもらえたから、記憶が鮮明なうちに書くことができました。ありがとうね。

>一軒家に移り住んで、窓が多いから地震のとき割れると怖いなあと思ってます。

うちの場合は、窓ガラスが割れることはなかったんだけど、隣の建物は窓ガラスがはずれて落下したり、ビルの窓ガラスが落下してきたりということはあったようです。
こうやって考えると、あらゆる被害状況を知って、対策を考えるって、大切ですね。。。

>本棚と梁の間を古雑誌で埋めたり、本棚の下には地震予防クッション敷いたり一番下の段に重い本を置くようにしてはいますが、大きな地震ともなるとそんな程度では予防にはならないし・・・。

棚と天井の間に、クッション性のあるものでふさぐのも、転倒対策として有効らしいですね。
バスタオルを入れたダンボールとか。
あとは、棚の置き場所ですね。転倒してしまった場合、ドアの開閉を妨げたり、避難通路をふさがないように、っていうことも考えたほうがよさそうです。

読売新聞のサイトで、DIYでできる地震対策のページがありましたので、URLを載せておきます。
http://home.yomiuri.co.jp/reform/diy/20050817hg02.htm

>何度もこのコラムは読ませてもらいます。
>消しちゃイヤよ~。

大丈夫、消さないよ~(^^)
せつやくびより。のほうにも、防災対策等についてまとめてみました。

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