接続回線のいろいろ


かつては電話回線を利用したダイヤルアップ接続が一般的でしたが、インターネットの世界は日々進化し、「ブロードバンド」と呼ばれる高速インターネット時代が到来しました。。
(※これに対し、アナログ回線やISDN回線を使った低速な接続をナローバンドと呼びます)

高速インターネット「ブロードバンド」には、既存の電話回線を用いたADSL接続、ケーブルテレビの回線を利用したCATV接続、現在最高速度の光ファイバー接続(FTTH)などがあります。

インターネットの接続は、通信速度が速ければ速いほど快適になります。通信速度が速いということは、メールの受信やホームページの表示、ファイルのダウンロードが短時間で住むということです。
その通信速度は「bpsという単位で表されます。この単位が大きければ速度が速いということですが、料金も高くなります。


各社リンク




パワードコム
【POINT】






BB@nifty




Yahoo!BB


バナー 10000023

有線ブロードネットワークス

バナー 10000019

ChannelA→Z
(NTT)






特徴(メリット&デメリット)

ダイヤルアップ接続

ダイヤルアップ接続は、電話回線を利用した接続
です。
電話回線を使ってプロバイダに接続することになり、通話料金とプロバイダ料金が発生します。
   「プロバイダの月額基本料」+「ダイヤル通話料金」

■メリット
基本的に万人向けの接続方法
ADSLやCATV、光ファイバーなどのブロードバンドは、現在のところ、全ての人が利用できるわけではありません。住んでいる場所やあらゆる条件によって、利用できないことがあります。
これに対してダイヤルアップ接続は、利用しようとするところに電話がひかれてあれば、その電話回線を利用してプロバイダに接続することで利用が可能となります。
■デメリット
速度が遅い
ADSLや光ファイバーなどのブロードバンドと比べると速度が遅く、表示に時間がかかります。

アナログ回線だとインターネット使用時は電話やFAXが同時に使えない
アナログ回線であれば、インターネットに繋いでいる間は電話が使えません。
※同じダイヤルアップ接続でも、ISDN回線であれば、1回線で2回線分の電話回線が使えるようになるので、インターネットに繋ぎながら、電話やFAXが使えます。
また、ISDN回線は、アナログ回線よりも通信速度が速いのが特徴です。(ADSLよりは遅い)
ISDN回線にするにはTA(ターミナルアダプタ)と呼ばれる機器が必要になりますし、ISDN回線使用の料金が毎月発生します。
■MEMO
電話代込みのプロバイダのセット商品はたまにしかインターネットを使わない人向け
電話料金とプロバイダ料をパックにした商品もあります。
料金がわかりやすいのが特徴で、たまにしかインターネットに繋がない人には割安感がありますが、契約している時間を超えると超過料金が高くついてしまうので、自分がどのくらいの時間インターネットを利用するかによって、得か損かが分かれます。

ADSL接続
既存の電話回線を利用した接続ですが、ダイヤルアップ接続との違いは、通信速度がダイヤルアップ回線より速く、つなぎ放題で安いというところです。
また、一本の電話回線で通話とインターネットが同時にできることもポイントです。
NTTの交換機を通らずにプロバイダに接続するため、通話料金としての電話料金はかかりません。月々の回線使用料がかかることになります。

ADSLのサービス形態(接続業者)は3種類
ADSLのサービス形態(接続業者)は大きく分けて3種類になります。

★総合提供型 ・・・ ADSL回線とプロバイダ業務を兼ねてサービスを提供。
「ADSL回線+プロバイダ」をひとまとめにして提供している業者です。
(Yahoo! BB、J-DSL(ODN系)、KDDI(DION系)など。)
乗り換える際は、プロバイダの変更&メールアドレスが変わることになります。
★ホールセール型 ・・・ プロバイダにADSLを卸売りしている事業者。
ADSL回線をプロバイダに卸している業者です。
(イー・アクセス、アッカ・ネットワークスなど)
ユーザーが直接契約するタイプではなく、プロバイダを通して申し込むことになります。
このため、今までのプロバイダをそのまま利用し、メールアドレスが変わることなくADSL回線に移行することができます。
★フレッツ・ADSL型 ・・・ NTT東西が提供するサービス。
NTT東西が提供しているADSL回線で、ユーザーは別途、プロバイダと契約することになります。
現在利用しているプロバイダがフレッツ・ADSL対応であれば、プロバイダを変更する必要はありません。
   
■メリット
電話とインターネットの同時使用が可能
インターネットに接続している間も、電話を同時使用できます。

通信速度が速い
ADSLは、ダイヤルアップ接続と同じく、電話回線を使った接続ですが、大きな違いは通信速度が速いということです。

NTT局から近い人にメリットがある
ADSLの場合、NTT局から近い人にしかメリットがありません。
高速さを満喫できるのは、NTT局から約2kmまでのユーザーと言われています。
NTT局までの距離と伝送損失(データの劣化度合い)は下記のページで測定できます。
  NTT局までの距離と伝送損失測定ページ
   ・NTT東日本
   ・NTT西日本
■デメリット
NTT局から遠いとメリットなし
前述しましたが、NTT局と自宅の距離が遠ければ、通信速度は遅くなってしまいます。

周辺環境の影響を受けやすい
電話局から自宅までの距離が遠かったり、自宅までの経路上でノイズ(電磁波など)が入ると速度の低下やリンク切れが起こる可能性があります。また、家電製品から発生するノイズが混入することもあります。


■その他
マイラインでNTT以外と契約していてもOK
マイラインでNTT以外の会社と契約していても問題なくADSLを申し込めます。

ISDN回線からADSL回線にする場合
ISDN回線からアナログ回線に戻すことになります。
NTTへの契約料と基本工事費と交換機工事費が必要となります。なお、これまで使っていたTA(ターミナルアダプタ)は使えなくなります。

CATV接続 ケーブルテレビのケーブルを利用した接続です。
ケーブルテレビがサービスを提供しており、内容は各局によって異なります。

■メリット
通信速度が速い
通信速度が速いのが特徴で、ブロードバンドの一種です。

すでにCATVに加入していると導入しやすい
すでにCATVに加入している場合は、引き込むための工事が不要になるため、導入にかかるコストも安くなります。
■デメリット
利用できる地域が限られている
利用は、CATV事業者のサービスエリア内に住んでいることが条件となるため、誰でも利用できる、というわけではありません。

光ファイバー接続
(FTTH)
電話回線ではなく、光信号でデータを送受信するため、とにかく通信速度が速く、安定した通信が特徴です。
また、導入するには大掛かりな工事になるため、一度加入すると乗り換えにくいというのは念頭においておいたほうがいいと思います。
現時点(2003年9月)ではADSLより提供地域が限られています。

■メリット

通信速度最速
高速ADSLと比べても圧倒的に速度が速いのが特徴です。
将来的にもFTTPの速度を追い越す別サービス登場の可能性は少ないと言われています。

安定した通信ができる
ADSLは周辺環境の影響を受けやすく、速度の低下やリンク切れが起こる可能性がありますが、光ファイバーはそのような影響を受けにくく安定しているのが特徴です。

固定電話がなくても利用できる
光ファイバーケーブルを利用するため、固定電話がなくてもインターネットに接続できます。

■デメリット
価格が高い
さまざまなメリットがある光ファイバー接続ですが、ADSLと比べても今のところ価格が高いのが難点です。
■その他
将来性のある光ファイバー
現在の光ファイバーの使われ方は主にインターネット接続ですが、将来的には、今使っている電話番号そのままに光ファイバーを利用したIP電話を使えるようにする計画があったり、光ファイバーを利用した放送サービスシステムの検討が進められていたり、と、さまざまな将来性を秘めています。



インターネット節約術

ダイヤルアップ接続編

契約プロバイダは市内にするのが節約ポイント
ダイヤルアップ接続の場合、プロバイダが用意したアクセスポイントに電話をかけることになります。
そのため、市外にアクセスポイントがある場合は市外料金がかかることになります。よって、市内にアクセスポイントがあるプロバイダを選べば、市内料金ですむことになります。
なお、市内ではなく全国共通番号のアクセスポイントを持つプロバイダもあります。料金をチェックしてうまく利用しましょう。
無料プロバイダの利用
無料プロバイダを利用する手もあります。
無料プロバイダは、ブラウザ上に広告を表示させることでプロバイダ側が広告主から収益を得たり、ユーザーにアンケートをとった結果をデータベース化して企業に販売することにより、無料で提供が可能になっているプロバイダです。
通信速度やアクセスポイント、サポートの面では有料のものよりも劣りますが、うまく利用すれば通信費の節約に効果的です。

(追記)
★友達が言ったことなんですけど。プロバイダを無料の所にするのは良いけどメインのアドレス用に有料プロバイダの安いプランに入っておいた方が良いよー!と言われました。理由は無料の所は経営が不安定でいつ無くなるか分からない。他に乗り換える時にアドレスが変わるのは不便。ということなのですが・・私は妙に納得してしまいました〜。なので私は無料と有料を平行して使ってます♪有料っても月200円。(^▽^;200円でメール使いたい放題〜
(情報提供者 ぷちぽてと さん)

★ちなみにぷららはライト契約にすると、メールアドレス無料。
受信はタダ。送信は今使ってるとこで。
ということに最近気づきプランを変えた人。
(情報提供者 非努力型生活支援情報 イイ生活への道 あっつんパパさん)

★それは同感です。自分もタダぷろばに入って、今まで入ってたところは昼間コースに変えましたが、最初のうちはタダぷろば、つながりもよかったけど最近は話し中が激増・・・。
有料でしっかりしたところは1つは入っておきたいですね。
   # ちなみに自分のメールアドレスは独自ドメインなので、
    プロバを引っ越ししても変更無用、です。
あと、「転送メールアドレス」を使う、って方法もありです。
これだとプロバを乗り換えても、転送先を変更するだけでいいわけで・・・。
(情報提供者 倹約科学総合研究所 りょう☆さん)

★私も、インターネットプロバイダ、無料のところを使ってます。
わたくし、無料プロバイダの他にホットメールのアドレスとiモードのアドレス、会社のアドレスがあるので突然なくなっても大丈夫なようになってます。
(情報提供者 シンシアさん)

■オフラインで読む
回線を繋いでいる間は電話料などがかかるため、見たいページを開くだけ開いてから、回線を切り、「オフライン」状態でページを読んだり、掲示板に書き込みすれば通信料がかかりません。
方法としては、まず、普段通りにホームページを開きますが、このとき、1回ではなく数回クリックして複数ページを開きます。
そして素早く、それぞれ見たいページを開きます。そして、回線を切ります。このとき、ツールバー(画面上部)の「ファイル」から「オフライン作業」を選びチェックマークをつけておけば、自動的に回線がつながってしまうのを防げます。
■巡回ソフトなどを利用する
定期的に見ているホームページを登録し、インターネットに接続して手動または自動でホームページの内容を読み込んできてくれる巡回ソフトなどもあります。
さらに、電話会社のかけ放題系の契約をしていれば(夜11時から翌朝8時まで通信・通話かけほうだいのNTTテレホーダイなど)、その時間帯にソフトを利用しておけば、電話代の高い日中でも通信費をかけずにゆっくりとホームページを見ることも可能です。
※おすすめサイト→Vector
無料で使えるソフト(フリーウェア)や試してから買えるソフト(シェアウェア)が大量にあるサイトです。
私も、Vectorからいろいろなフリーウェアをダウンロードして使っています。
(追記)
接続管理ソフトを利用する
僕はインターネットの電話代と接続料金の管理ソフトを使っています。その月の料金経過が一目で分かるので遣い過ぎを防げます。
僕は雑誌の付録で手に入れましたが、下記のHPからでもダウンロードできるようです。
   ・THE POOH FILES
   ・きむきむのプログラミング研究所
(情報提供者 ぶびさん)

ISDN回線ならフレッツ・ISDNにする手も(長時間利用者)
現在ISDN回線で、ADSL接続などになんらかの理由で移行できない場合は、フレッツISDNを選ぶことで時間を気にせず接続ができます。
フレッツISDNとは、NTT東西のサービスで、ISDN回線を使ったつなぎ放題(定額)です。
ADSLなどのブロードバンドと比べて、速度は遅いものの、これまで使っていたTAがそのまま使えたり、初期費用もほとんどかからないなどの理由で、比較的気軽に常時接続に移行できます。

ブロードバンド編

■乗り換え時はキャンペーンをうまく利用
乗り換え時には「○ヶ月無料」や「工事費無料」などのキャンペーンを利用することで数千円〜数万円の節約が可能になります。

■ADSLモデム
ADSLモデムは、利用する接続業者によって、自動的に最初に買取るシステムになっていたり、月々レンタル料を支払ってレンタルするシステムになっていたりとさまざまですが、もし、契約時に買取りにするかレンタルにするかを選ぶことになった場合、レンタルにしておいたほうが安くあがる可能性があります。
通信業界はとにかく進歩が目覚しく、どんどん安くて性能のよいサービスが出てくる分野です。
通信機器関係は元をとる・長く使うというよりも、レンタルしたほうがお得な場合が多いものです。

インターネットトラブル編

■国際電話問題対策
インターネットの国際電話問題・・・(勝手につながっちゃうってやつ!)
いい方法がありますので、書いておきます。

 国際電話不取り扱い受付センター
 NTTを含む国際電話会社をまとめて使えなくさせてくれます。たしか、4社ぐらいだったような。
 電話をかけられなくしてしまえば、ネットで書き換えられても、絶対につながりません!
 でも、国際電話を使うことがある人は使えませんけど・・・
 рO120−210−364
 に連絡して変更して貰うことが可能だそうです。(料金無料)です。

 請求が来て驚く前に、対策を!!!(情報提供者 かりんさん)
(追記)
□インターネットでいろいろなサイトを見ているうちに国際電話をかけてしまい、国際電話料金を請求される。成人向け雑誌やコミック誌上などで、いわゆる「国際情報提供サービス」についての広告が詳しい説明のないまま掲載され、国際電話によるテレホンサービスと気づかずに利用してしまう・・・といったトラブルが報告されています。

国際電話問題対策
<防止策>
 普段国際電話を使わないのであれば、国際電話の利用休止の手続きを。
<内容>
国際電話不取扱受付センターでは、国際電話会社(KDD,IDC,DDI,日本テレコム,NTTコミュニケーションズ)の利用を一括して休止することができる。ただし、一般の通話についても国際電話の発信ができなくなり、申込の内容によっては、着信もできなくなる。
<手続き方法>
 「国際電話不取扱センター
(0120-210-364)」に連絡し、「国際電話利用契約の利用休止申込書」を受け取り、必要事項を記入して提出(郵送)すれば、手続き完了

(うさちん)

□フリーのツールで、国際電話をかけたときに、警告を出したりするツールがあったと思います。Vectorで見ましたよ。ソフト検索で「国際電話」って入れれば出てきました。(情報提供者 麒麟さん)

□「簡単接続.exe」とか、「無料でダウンロード!」とか書いてある所は危険ですからお気を付けを(汗)。
 また、そういう接続先書き替えはアダルトサイトばかりじゃないんですよ。
 「海外のF1サイトを見ていたら書きかえられた」
 「普通のサイトにあった広告バナーをクリックしたら書きかえられた」
など、そのような報告例があるそうなので、定期的に接続先のチェックをするか、対策ソフトを使うことをお薦めします。
 ・・・私が書きかえられたから詳しいというわけじゃないですからね(冷汗)? (情報提供者 1ヶ月を5万円でやりくりする男 グランコ君)

■Q2・外国等への接続先書き換えについて
インターネットをやっていて、ふと気付かないうちに、接続先をダイヤルQ2や外国に書きかえられるということが最近話題になっています。
例を挙げると、アダルトサイトで画像をダウンロードしようとするときや、接続ソフトという名目のソフトをインストールした時などに起こる可能性があるそうです。もちろん、全てがそうではないのですが・・・。
プロバイダへの接続先が書き換わった場合、自分で気付いて元に戻すしか方法はありません。もし気付かなかった場合は・・・接続先はQ2等に繋がったままですから、翌月に電話会社から使用に応じた電話代(情報料と通信料)が請求されてしまいます。1ヶ月で、60万円以上の請求が来た方もおられるようです・・・。そこで、対策です。

Q2・外国等への接続先書き換え対策
・・・・・・事前対策・・・・・・

ダイヤルアッププロパティをチェックしてみましょう。(事前対策)
自分のパソコンのデスクトップから、「マイコンピュータ>ダイヤルアップ ネットワーク>各自の接続先のアイコン>プロパティ」と選んでみてください。そこで表示される接続先が契約しているプロバイダかどうかを調べます。また、接続先のアイコンが複数ある場合は、全て自分が契約しているものかどうかを調べてみてください。

今現在の接続プロバイダを調べてみましょう。(事前対策)
下にも紹介されている「えっ…?と驚く前に」にある、「IPアドレスチェック」を利用して調べてみましょう。すぐに今接続しているプロバイダが表示されます。

接続先書き換え監視ソフトを利用してみましょう。(事前対策)
いろいろと、こういった問題に関するソフトがあります。接続先が書き換えられそうになった瞬間に警告をしてくれたりしますよ。(以下は全てVectorから)
 ・警戒君(フリーソフト)
 ・Dial Saver(フリーソフト)
 ・XCOM_X(シェアウェア)

Q2接続を禁止してみましょう。(事前対策)
NTTの窓口で手続きするだけで全てのQ2への接続ができなくすることが可能です。しかも無料です。Q2を使う必要が無いと思われた方は是非やっておいていいかもしれません。

・・・・・・事前・事後対策・・・・・・

対策サイトを参考にしてみましょう。(事前・事後対策)
接続先書き換え問題は対策サイトがいくつもあります。ここでは有名な2サイトを紹介しますね。事前対策から事後対策まで全てをカバーしてありますので是非一度目を通してみてくださいね。
 ・えっ…?と驚く前に(HIROさん)
 ・Web110番

・・・・・・事前・事後対策・・・・・・

支払い拒否手続きをしてみましょう。(事後対策)
すでに接続先がQ2に変わっていて、気付かずに随分を長い間使ってしまっていた場合・・・この場合はQ2への電話代のうち、情報料は支払う義務はありません。ですので、NTTの窓口で支払い拒否の手続きを踏みましょう。そうすることで請求料の1/5ほどを払うだけで済みます。詳しくは上にある対策サイトをご覧下さい。

(情報提供者 1ヶ月を5万円でやりくりする男 グランコ君)