し の っ ち の 手 作 り ソ ー ス ・ ド レ ッ シ ン グ


新婚時代、もう少し食費を落とせないかな・・・と家計簿をチェックしていたところ、調味料にお金がかかっているのが気になりました。

便利だからと買っていた市販のソースやドレッシング類。

母から”市販のソース類にお金をかけるのはもったいない。どうせお金をかけるなら栄養のある食材にお金をかけたほうがいい”というアドバイスをもらいました。

ソースを手作りしてみると、たいていのものは、ほんのちょっとの手間で完成します。
基本の調味料に、定番野菜の組み合わせ
それだけで、自分好みのあっと驚くような美味しいソースが生まれるのです。

ちなみに、このページにあるソース類のレシピには分量はのせていません。
私自身、分量を量らずに作っているから、というのもあるけれど、味は家族の好みはもちろん、作っている人のその時の気分や体調、組み合わせている食材によっても変わってくるものなので、細かい分量はあまり気にせずに自由に作るのが一番だと私は思っています。

味付けは、いきなり濃い味にするのではなく、薄めからスタートすることをおすすめします。
いろいろな食材と組み合わせることによって、素材そのものから旨み(だし)が出ます

旨みを生かしながら味付けすれば、調味料をそう多く使わなくても、組み合わせ次第で素材の旨みが引き立った美味しいオリジナルソースに仕上がります。


手作りソース&メニュー目次
ラグーソース 麻婆豆腐 めんつゆ 電子レンジでホワイトソース
豆乳ホワイトソース 基本のフレンチドレッシング オニオンドレッシング きゅうりドレッシング
大根おろしドレッシング マヨヨーグルトソース 胡麻味噌ソース 昆布醤油
マヨ味噌ディップ マヨアンチョビーディップ 焼肉のもみダレ カレードレッシング



ラグーソース

「しのっちの晩ご飯日記」にもたびたび登場する我が家の定番イタリアンソース。
「作り方を教えて」という問い合わせメールが一番多いレシピです。
まろやかさを出すために牛乳を使っていますが、ない場合や水っぽさを出したくない場合は入れなくても問題ありません。
また、豚肉にこだわらず、ベーコンを使っても美味しくできます。ひき肉でもいいですが、豚肉やベーコンを作るときに刻んで使用したほうがより美味しく仕上がります。
ラグーソースは、まとめて沢山煮込んだほうが美味しく出来上がります。当然、一度で食べきれないので冷凍保存します。
我が家では、煮込みには保温調理鍋を利用してガス代を節約していますが、2〜3枚重ねたバスタオルで包んだり、発泡スチロールの箱に入れて保温調理するのも有効です。

ラグーソースは、パスタにかけるほか、グラタンやライスコロッケ、ケチャップ代わりに気軽にかけたりします。

材料
豚肉、玉ねぎ、にんじん、セロリ、オリーブオイル、牛乳、ホールトマト缶、塩こしょう、スパイス類


作り方
豚肉を刻み、みじん切りにした玉ねぎ・にんじん・セロリとともにオリーブオイルで炒め煮し、牛乳とホールトマト缶(つぶす)で煮込む。
  



麻婆豆腐


麻婆豆腐は、思考錯誤を繰り返しながら、自分好みの味に作りあげていきました。
先日、試しに使ってみた市販の麻婆豆腐の素。
”市販品は美味しい”ものだとばかり思っていたのに、食べ比べてみたら、市販品に物足りなさを感じました。
そして改めて、手作り麻婆豆腐の美味しさを再確認できたのです。

手作り麻婆豆腐を美味しく仕上げるポイントは、長ねぎ+生姜+にんにくにあります。香りとアクセントをつける名脇役。
この3セットは、麻婆豆腐に限らず、お家で作る中華には欠かせない食材です。
冷凍や醤油漬けにしたりして、常時ストックしてあります。

麻婆豆腐に使う豆腐は、冷凍しておいた豆腐でもとても美味しくできます。
保存のために冷凍していた豆腐でしたが、凍り豆腐風になった冷凍豆腐を麻婆豆腐に使ってみたら、味がすごくよくしみて驚く美味しさになりました。

材料
赤味噌、醤油、酒、ケチャップ少量、長ねぎ、しょうが、にんにく、ゴマ油、豆板醤、鶏がらスープ(水+コンソメ)、片栗粉

作り方:小さい器に赤味噌・醤油・酒・少量のケチャップ(隠し味)を入れて混ぜ、たれを作っておく。
みじん切りにした長ねぎ・しょうが・にんにくを、ゴマ油を入れた中華鍋で炒める。この場合、中華鍋は熱しておかずに冷たい状態からしたほうが、香りが出る。
そこに、トウバンジャン少量を入れて混ぜ、ひき肉を入れて色よく炒め、切った豆腐、多めの鶏がらスープ(又は水+コンソメ)を入れていく。合わせ調味料を入れて煮詰める。水に溶いた片栗粉をまわしかけ、とろみがついたら完成。

  



めんつゆ

めんつゆの作り方をマスターしておくととても便利です。
麺料理だけでなく、煮物などの和食の味付けの基本ともいえます。

私は、簡単バージョンと作りおき(本かえし)バージョンの2つが主流です。

作りおき(本かえし)バージョンは、調味料を煮立たせて冷蔵庫で保存しておくだけです。材料に余分なものが入っていないので、冷蔵庫である程度の保存がききますが、長期保存をする場合は、容器を消毒(煮沸消毒やアルコール消毒)する必要があります。
食べるときにだし汁で好みの薄さに割って使います。
2週間は寝かせておいたほうが、味にまるみがでて美味しく仕上がります。めんつゆとしてだけではなく、煮物などにも使えるため、作りおきしていると重宝します。

簡単バージョンは、レシピでは昆布+かつおのだし汁で紹介していますが、だしの素を使えばもっと手軽に出来上がります。


簡単バージョン

作り方
醤油とみりんを1:1の割合で鍋に入れ、砂糖も適当に加えて火にかける。これに昆布×かつおぶしのだし汁で7〜8倍くらいに割ってできあがり。

作りおきバージョン(本返し)

作り方
鍋にみりんと砂糖を入れて煮立ててアルコール分を飛ばす。醤油を加え、沸騰する直前で火を止める。(醤油が焦げるとそばの風味を損なうので)
瓶に入れて、2週間ほど寝かせてから使用。

 
  



電子レンジでホワイトソース



ホワイトソースは、電子レンジを使えば簡単で失敗も少なく、おすすめです。
バターがなくても、風味は欠けますがマーガリンで代用できます。

思い立ったらすぐ作れる電子レンジホワイトソースですが、多めに作って冷凍するのも楽ちんです。



材料
バター、小麦粉、牛乳

作り方
バターを数十秒レンジにかけて溶かす。
バターより少し多めの小麦粉を足してスプーンでよくかき混ぜる。
マグカップなどに牛乳を入れてレンジで温め、バター+小麦粉に加えて再び混ぜ合わせる。
再び電子レンジにかけ、取り出してスプーンでよくかき混ぜる。(レンジにかける時間は様子を見ながら。まずは1分程度で)

 
  



豆乳ホワイトソース

余っている豆乳を使って試しに作ってみたら、大好評でした♪
牛乳を使った普通のホワイトソースとはまた違った美味しさです。
豆乳を使っているので、油脂は植物性のマーガリンにしてみました。
こってりとして優しい和風のホワイトソースです。
長いもを使った和風グラタンにぴったりです。


材料
豆乳、マーガリン、小麦粉

豆乳ホワイトソースの作り方
マーガリンをレンジにかけて溶かし、小麦粉を加えてスプーンで混ぜる。
レンジにかけて温めた豆乳を加えてさらにかき混ぜ、レンジにかけてとろみを出す。


※長いもグラタンrecipe
長いもの皮をむき、ザクザク厚めに切り、耐熱容器に入れて蓋をし、電子レンジに数分かけて柔らかくしておく。
その上に豆乳ホワイトソースとピザ用チーズをかけ、200度のオーブンで焼き色がつくまで焼く。



基本のフレンチドレッシング


フレンチドレッシングは、最もシンプルなレシピ。
小さな容器に入れて各自、自由にかけるスタイルのときは、材料をよく混ぜることになるけれど、私は、ボウルに入れたサラダに直接調味料を入れて、全体を和えてしまう、ラクチン方法が主流です。



材料
酢、サラダ油、塩こしょう少々、好みで砂糖少々

作り方
材料をすべて混ぜ合わせる。


オニオンドレッシング

子供の頃から、母の作るオニオンドレッシングで食べるサラダが大好きでした。
なんでもないサラダも、オニオンドレッシングひとつでグンと特別なサラダになってしまう、私にとって魔法のドレッシングでした。
母の味を受け継ぎ、我が家の食卓にもオニオンドレッシングが定番になりました。
わかめのサラダによく合います。
材料
たまねぎ、酢、サラダ油、塩こしょう

作り方
たまねぎをすりおろし、調味料と混ぜ合わせる。



きゅうりドレッシング

彩りを楽しむためのドレッシングです。これもまた、母から受け継いだレシピです。
レシピではきゅうりのみじんを使っていますが、玉ねぎみじんでもよく作ります。
横にスライスしたトマトをお皿にのせ、簡単彩りドレッシングをかけただけのシンプルレシピなのに、それだけで食卓の上が華やぎます。
パーティーメニューにもピッタリの、もう1品というときに役立つラクチンレシピです。
材料
きゅうり、酢、サラダ油、塩こしょう

作り方
きゅうりをみじん切りにし、材料をすべて混ぜ合わせる。



大根おろしドレッシング

大根の根に近い甘い部分をちょっと多めにすりおろして、冷凍保存しておくことも多い我が家。
その都度、ちょこちょこおろして使うよりも、まとめてすりおろしてストックしておけば、その後のご飯支度が楽になるのです。
焼き魚に添えたり、納豆と混ぜたりして使いますが、ドレッシングにするのもまた美味しいもの。
自然解凍またはレンジ解凍して使います。
材料
大根おろし、醤油、酢、サラダ油

作り方
材料をすべて混ぜ合わせる。

写真:ゆでダコとわかめのサラダ



マヨヨーグルトソース

プレーンヨーグルトをたっぷりと手作りしているので、そのまま食べるだけでなく、料理にも躊躇することなく贅沢に使えます。
マヨネーズと合わせただけのシンプルレシピで、クリーミーでちょっとリッチな味わいの、サラダによく合うソースができあがります。

材料
プレーンヨーグルト、マヨネーズ

作り方
プレーンヨーグルトとマヨネーズを混ぜる。



胡麻味噌ソース

ゴマを使ったマヨネーズベースの和風ソースです。
ゴマは、「すりゴマ」として売られているものも便利だけれど、普通のゴマを買って使った方が安上がり。使う直前にすり鉢ですれば、ゴマの香りがふわりと広がり、美味しさも格別です。
ビタミンEたっぷりのゴマ味噌ソースは、白菜などの温野菜サラダに合います。

材料
白ゴマ、味噌、マヨネーズ、レモン汁

作り方
白ゴマをすり鉢でする。味噌とマヨネーズと少量のレモン汁と合わせて完成。



昆布醤油

卓上醤油として便利なのが昆布醤油です。
手間なくすぐ作れるものなのに、普段の醤油よりぐっと美味しい。
悪くなるので、少量ずつ作って早めに使い切ります。





材料
昆布、醤油

作り方
切れ目を入れた昆布を醤油入れに醤油と一緒に入れるだけ。



マヨ味噌ディップ

マヨネーズベースの和風ディップです。
細たけのこはシンプルにみそマヨで食べるのが我が家のお気に入りです。

下の写真のマヨ味噌ディップには、干しえびを一緒に加えています。


材料
味噌、マヨネーズ、酢、砂糖

作り方
材料を混ぜる



マヨアンチョビーディップ


お手頃価格で保存もしやすく使いやすい、アンチョビーのソースタイプをよく買います。
片口いわしの旨み+塩味は、パスタだけでなくいろいろな料理に応用ができます。
簡単なのが、マヨネーズと合わせただけのシンプルなディップ。
にんじんスティックやセロリスティックに合わせていただきます。





材料
マヨネーズ、アンチョビー

作り方
材料を混ぜる



焼肉のもみだれ
生肉を自家製のもみだれでぎゅっぎゅともんで焼くのもお気に入り。
りんごのすりおろしで甘味を加え、にんにくやしょうがでパンチを効かせるのが美味しく仕上げるコツ。
生野菜を鉄板焼きにするときは、さっと下茹でしてから焼けば、短時間で食べられて、ちょっとしたガスの節約になります。


材料
りんごのすりおろし、にんにくのすりおろし、しょうがのすりおろし、すりゴマ、にんにく醤油、酒、砂糖、味噌、黒コショウ


作り方
材料を全て混ぜ合わせ、生肉を入れてもむ。


カレードレッシング

フレンチドレッシングにカレー粉を加えただけの簡単レシピです。
塩をややきかせると美味しさがひきたちます。


材料
フレンチドレッシング(酢、サラダ油、塩こしょう少々、好みで砂糖少々)・カレー粉

作り方
基本のフレンチドレッシング(酢・サラダ油・塩コショウ・砂糖を混ぜたもの)にカレー粉を混ぜ合わせる。